mah(まー)です。
2019年1月以来、4年半ぶりにスリランカ旅行に来ています。
滞在期間は2023年6月末〜2023年7月末の1ヶ月で、今回で9回目のスリランカ。
伝統的なLamprais(ランプライス)が食べられるVOC Cafeに行ってきました。
VOC Cafeは、僕がスリランカに来たらほぼ必ず寄る巡礼スポット的なお店。
皆様のスリランカ旅行の参考になれば幸いです。
【2023年】VOC Cafe。王道Lampraisは健在、リニューアルしてホテルもオープン【Sri Lanka】
VOC Cafeとは?
VOC Cafeは、colombo3にあるThe Dutch Burgher Unionが運営元のカフェレストランです。営業時間は朝8時〜夜22時。
InstagramやFacebookの公式アカウントもあります。
リニューアルされて、The Dutch Burgher Union of Ceylonという宿も併設
VOC Cafeは数年前にリニューアルしており、現在The Dutch Burgher Union of Ceylonという宿もあります。
The Dutch Burgher Union of Ceylonの料金は1泊7000〜8000円前後で、Granbell Hotel ColomboやHotel MaRadha Colombo、Cinnamon Red Colombo(シナモンレッドコロンボ)などの4つ星ホテルと同じような価格帯です。
到着。猫がお昼寝中
VOCカフェ到着。
駐車場の側で猫が2匹昼寝していました。
可愛い。
ちなみに日本語だと猫は雄も雌も猫ですが、シンハラ語だと雄の猫はプーサー(පූසා)、雌の猫はプーシー(පූසී)と呼び方が変わるみたいです。
店内
店内はリニューアルされてとても広くなっていました。
パラソル付きのテーブルもあります。
開放感があっていい感じ。
レストランの入口手前にはケーキとパンコーナーがあり、そこは完全に屋内スペースでした。
(ただ、ゴム臭のような息苦しい匂いがしたのが気になりました)
メニュー
お次はメニュー。
モーニングとサンドウィッチやパン、ロールスなどの軽食系。モーニングは朝8時〜11時まで。
ランチメニュー。お昼11時〜14時半まで。
ディナーメニュー。夜18時から22時半まで。
ディナーにはHopper Night、BBQ Night、Sri Lankan Buffetなるものも。
Hopper Nightは何なのかスタッフの人に聞いてみると「アーッパ(ආප්ප)のセット」とのことでした。
ドリンクやデザートメニュー。
メニューはWEBでも確認できます。
タマリンドジュース(シーヤンバラビーマ සියඹලා බීම) 320スリランカルピー
酸っぱいジュースが飲みたかったのでタマリンドジュース(シーヤンバラビーマ සියඹලා බීම)を頼みました。320スリランカルピー。
砂糖少なめにしてくれと言ったがかなり甘い。。。
そしてオレンジのような明るい色で、タマリンドの色はもっと茶色や黒寄りの色なのでこんなのもあるのかと思いました。
タマリンドジュースは他でも飲みましたが、Hotel MaRadha Colomboのウェルカムドリンクで飲んだものが激ウマでした。
ちなみに、タマリンドジュースは飲みすぎるとお腹が緩くなるので注意です。
伝統的なLamprais(ランプライス) Mixed Meat 1250スリランカルピー
VOC Cafeは伝統的なLamprais(ランプライス)が食べられることでも有名。
ランプライスは、特定の決められた料理をバナナの葉で包んで蒸し上げるバーガー人(16世紀から20世紀の植民地時代にスリランカに移住した男性入植者と現地人女性との子孫)の料理です。
いつも食べていたMixed Meatのランプライス(ビーフ、ポーク、チキンのMIX)を注文、1250スリランカルピー。5、6年前は595スリランカルピーだったので約2倍の値段になっていました。
相変わらず派手さのない、地味だけど奥深い旨さ。
4年半ぶりに染み渡りました。もう1個食べられるくらいのボリューム感も毎度絶妙です。
ランプライスの歴史を読み取ってわかったことの一部
ランプライスを知った当初、猛烈に感動して、お店に飾ってあったランプライスの歴史を全て書き写して翻訳したことがあります。
「3時間くらいお店で粘りました...笑」
読み取って判明した、伝統的なランプライスに含まれる料理は下記。
小さく切ったチキン、ポーク、ビーフのMIXカリー
サンバライス(MIXカリー用の肉を茹でた出汁で炊く)
青バナナ(アルケセル) or ナス(ワンバトゥ)どちらか、もしくは両方の料理(ナスの料理はブリンジョル・パヒ。モージュと違ってパヒにはココナッツミルクを入れる。ただ諸説あり)
シーニサンボル(玉ねぎと砂糖とタマリンドなど)
ブラチャン(乾燥小エビ、ローストココナッツ、砂糖など)
フリッカデルズ(細かく刻んだ牛肉 or 野菜のコロッケ。小さいものを2つ!)
お店で売っているランプライスでよく代用されているものとして、フリッカデルズが茹で卵に、MIXカリーがチキンカリーになっている事があります。
(牛や豚が食べられない宗教上の関係があると思います)
歴史を辿っていると、入っている料理以外にもこだわりや色んなバックグラウンドが浮かび上がってきて凄く面白かったです。
その内の一つが「Small is beautiful」というこだわり。
最適な美味しい味を実現するには少量にする必要があったそうで、オリジナルのランプライスのサイズは、1つが手のひらに収まる大きさだったようです。
「もしランプライスを沢山食べたい場合、1つを大盛りにするのではなく、小さいサイズを2、3個食べましょう!」
ということ。
昔の量だと男性が4、5個のランプライス、女性は2、3個のランプライスだったそうです。
5年前にこれを知って、2個目も食べられそうになる理由に超絶うなっていました。
「3時間かけて翻訳した甲斐はありました...笑」
バンダラナイケ国際空港にあるレストランのランプライスも美味しい
VOC Cafeのランプライス以外にも、バンダラナイケ国際空港にあるレストランのランプライスも美味しいです。
ただ、提供が遅いのと量もかなり多いので、時間に余裕を持って食べに行ってみてください。
ランプライスの話は「現地系」と呼ばれる人達が大好物
ちなみにランプライスの話は「現地系」と呼ばれる人達の格好の獲物で、度々話のネタに上がります。
「現地のランプライスには〇〇は入ってない!」
「これは料理をバナナの葉っぱで包んだだけで、ランプライスじゃない!」
みたいな感じです。
「もう何千回、何万回と擦られたネタいつまでやってんねん笑」
って思ってしまうのですが、
今だにSNSでブツブツ言ったり店主に変なことを言う人達がいるようでビックリしました。(多分スリランカ料理やランプライス以外でも同じことをやっているでしょう)
ただ面白いのが、「こういう人達に限って大して現地に行ったことがない」ということ。
一回も行ったことがないケースもありますし、大昔に一回や二回行っただけで、その化石のような経験をひたすら引きずっている人もいます。
料理も新しいものが生み出されて、進化していくということが理解できないんでしょうね。
粘着性が高くて面倒臭い人達ばかりなので、見かけても無視しましょう。
ジャガリケーキ 230スリランカルピー
Love Cake(ラブケーキ)が食べたかったのですが、今日は無いとのことでジャガリケーキにしました。230スリランカルピー。
ジャガリ(ハクル හකුරු)は日本で言うと黒糖。
ラブケーキはスパイス(クルバドゥ කුළුබඩු)やカシューナッツ(カジュ කඡු)、ローズウォーターなどを使った華やかでリッチなケーキです。
今回食べたジャガリケーキもローズが香っていて、カシューナッツも入っていたのであまり変わらない印象。
美味しかったですが見た目以上にズシッとくるケーキでした。
お会計 2333.58スリランカルピー
お会計は2333.58スリランカルピー。
また来年も巡礼に来たいと思います。