こんにちは、現役沖縄フリーランスエンジニアのmahです。
今回は、
- 1000万以下のフリーランスがインボイス制度後使うべきフリーランスエージェント
です。
フリーランス(個人事業主)にとって、インボイス制度の影響や消費税についての理解はもはや必要不可欠です。
この先どうなるかはわかりませんが、最低限、各種税金の免税制度や特例、経過措置を上手く利用し、収入を最大化する方法を知ることは、全フリーランス(個人事業主)にとって重要なポイント。
本記事では、売上1000万以下である免税事業者のフリーランスに向け、インボイス制度開始後に活用すべきフリーランスエージェントを紹介し、案件が取れなくなったり収入の減少といったトラブルを回避するサポートをします。
「インボイス制度が始まって、登録しないで免税事業者のままだと仕事無くなるかも知れないし、でも課税事業者になると消費税分の収入が減る...辛い」
と悩んでいるフリーランスの方はぜひチェックしてください。
1000万以下のフリーランスがインボイス制度後使うべきフリーランスエージェント
- 1000万以下のフリーランスがインボイス制度後使うべきフリーランスエージェント
- 【最初に結論】
- インボイス制度開始後、フリーランスエージェント毎の免税事業者への対応は4つに分かれる
- 免税事業者のインボイス制度についてのリアルな不安や悩み
- 1. 消費税10%丸々もらえるボーナスタイムは終わったので、前を向くしかない
- 2. 負担軽減措置で、消費税ボーナスが100%->80%->50%と段階的に減る事になるのだが、逆に言えば50%残る
- 3. 消費税納税による粗利減少を相殺するには、(消費税の計算に簡易課税を選択した場合)約4.7%単価を値上げする必要があります
- 4. 大半の事業主が該当する売上高5000万円以下なら簡易課税が適用できて受取消費税の計算は不要
- 5. つまりインボイスって1000万以下の免税事業者と買い手(発注側)で消費税を押し付けあってるって事か
- 6. エンジニアの場合経費が40%とくらいで、利益が540万。そしてちゃっかり1000万に到達してないので消費税が免税されるので、540万がそのまま収入になる
- 7. 年収900万のITエンジニアは高額所得者の部類ですよ。免税対象にして消費税を丸取りさせる必要ありますか?
- 8. エンジニアとか解りやすいけど原価の存在しない、仕入率ゼロの業態だとシンプルな丸儲けになるので、この辺はインボイス制度で潰しに来たよね。
【最初に結論】
最初に結論です。
売上1000万円以下の免税事業者は、
「1. 免税事業者にも、現在(インボイス制度開始前)と何ら変わらず、消費税分も含めて報酬を支払う」の対応をするフリーランスエージェントを使いましょう。
インボイス制度開始後、フリーランスエージェント毎の免税事業者への対応は4つに分かれる
インボイス制度開始後、フリーランスエージェント各社の免税事業者への対応は、下記の4つが考えられます。
免税事業者にも、現在(インボイス制度開始前)と何ら変わらず、消費税分も含めて報酬を支払う <= 免税事業者はこれ一択!
免税事業者には、経過措置の割合に応じた消費税分を含めて報酬を支払う(参考:インボイス制度実施に当たっての経過措置について)
免税事業者には、消費税分を含めずに報酬を支払う
そもそも免税事業者とは取引しなくなる
来年からのインボイス制度に関連して、
— mah(まー)@沖縄移住フリーランスエンジニア×ブロガー (@RailsRubyMah6h) July 25, 2022
免税事業者のエンジニアに対してどういう対応方針になるか確認中👀
1. 消費税分も含めて、現在と変わらずに報酬を支払う
2. 消費税分も含めて、経過措置の割合に応じて報酬を支払う
3. 消費税分は含めずに報酬を支払う
4. そもそも免税事業者とは取引しない
フリーランスエージェント毎の対応詳細については、下記の記事をチェックしてください。
1. 免税事業者にも、現在(インボイス制度開始前)と何ら変わらず、消費税分も含めて報酬を支払う【ここを使いましょう】
まず、「免税事業者にも、現在(インボイス制度開始前)と何ら変わらず、消費税分も含めて報酬を支払う」フリーランスエージェントです。
売上1000万円以下である免税事業者は、基本的にこの対応を取るフリーランスエージェントを使うことをおすすめします。
1. ココナラテック(旧:フリエン)(furien)【おすすめ】
1つ目は、ココナラテック(旧:フリエン)(furien)。
ココナラテック(旧:フリエン)(furien)については下記記事でまとめています。
2. フリコン【おすすめ】
2つ目は、「フリーランスにより多くの選択肢を」をビジョンに持つ株式会社ヘルスベイシスが運営の「フリコン」です。
フリコンについては下記記事でまとめています。
3. FLEXY(フレキシー)
3つ目は、FLEXY(フレキシー)です。
FLEXY(フレキシー)については下記記事でまとめています。
4. インターノウス
4つ目は、インターノウスです。
インターノウスについては下記記事でまとめています。
2. 免税事業者には、経過措置の割合に応じた消費税分を含めて報酬を支払う
次に、「免税事業者には、経過措置の割合に応じた消費税分を含めて報酬を支払う」フリーランスエージェントです。
当面は一定の割合で消費税分も受け取れますが、経過措置が終了すると「3. 免税事業者には、消費税分を含めずに報酬を支払う」とイコールになるので注意してください。
仕入税額控除の経過措置は2029年9月30日までです。(参考:インボイス制度実施に当たっての経過措置について)
1. Bizlink(ビズリンク)
1つ目は、Bizlink(ビズリンク)。
Bizlink(ビズリンク)については下記の記事で詳しく解説しています。
2. レバテックフリーランス
2つ目は、フリーランスエージェント最大手、レバテックフリーランス。
レバテックフリーランスについては下記記事でまとめているのでぜひチェックしてみてください。
3. テックビズフリーランス(NKC ASIA)
3つ目は、テックビズフリーランス(NKC ASIA)です。
テックビズフリーランス(NKC ASIA)については下記記事でまとめているのでぜひチェックしてみてください。
3. 免税事業者には、消費税分を含めずに報酬を支払う
続いて、「免税事業者には、消費税分を含めずに報酬を支払う」フリーランスエージェントです。
消費税分が丸々支払いされなくなるので、売上1000万円以下である免税事業者には不利なため、よほどの事情がない限りおすすめしません。
1. Remogu(リモグ)
1つ目は、リモートワーク専門フリーランスエージェントのRemogu(リモグ)。
自分も約1年半ほどお世話になっていました。
Remogu(リモグ)はリモートワーク専門のフリーランスエージェントで、地方や海外からも参画可能な案件が豊富なため、免税事業者への消費税分の支払いが無くても使いたい人もいるかも知れません。(僕がリモグから参画中も、チームにフィリピンやイスラエルから参画している人がいました)
Remogu(リモグ)については下記記事でまとめているのでチェックしてみてください。
4. そもそも免税事業者とは取引しなくなる
最後に、「そもそも免税事業者とは取引しなくなる」フリーランスエージェント。
こちらは今のところ該当なしですが、2024年以降に増えてくるかも知れません。
免税事業者のインボイス制度についてのリアルな不安や悩み
ここで、免税事業者のインボイス制度についてのリアルな不安や悩みを紹介します。
金銭面での損や経理面でのミスをしないためにもぜひチェックしてください。
1. 消費税10%丸々もらえるボーナスタイムは終わったので、前を向くしかない
インボイス制度、フリーランスWebエンジニアの一例だと
税抜80万/月 × 12 = 960万
で、消費税10%の96万円がまるっと懐に入ってたんだよね。
自分が今でもこの立場だったら「ぐぬぬ…」だけど、免税事業者でいるとクライアントに迷惑掛かるしね...
ボーナスタイムは終わったので、前を向くしかない
https://x.com/1_2345678_9/status/1712035176765923345?s=20
2. 負担軽減措置で、消費税ボーナスが100%->80%->50%と段階的に減る事になるのだが、逆に言えば50%残る
消費税 インボイス制度( 適格請求書等保存方式 )の負担軽減措置。
売上高1000万以下なら令和8年分まで2割納税で済む。
簡易課税のみなし仕入率が50%(ITエンジニアや作家等)の場合、消費税ボーナスが100%->80%->50%と段階的に減る事になるのだが、逆に言えば50%残る。
https://x.com/yamagw/status/1652856053196009472?s=20
3. 消費税納税による粗利減少を相殺するには、(消費税の計算に簡易課税を選択した場合)約4.7%単価を値上げする必要があります
フリーランスのITエンジニアの皆さんへのお知らせですが、インボイス制度が本格的に始まって今まで免税事業者でかつ消費税含めて請求してたフリーランスが消費税納税による粗利減少を相殺するには、(消費税の計算に簡易課税を選択した場合)約4.7%単価を値上げする必要があります
https://twitter.com/anatoo/status/1543954714232238086
4. 大半の事業主が該当する売上高5000万円以下なら簡易課税が適用できて受取消費税の計算は不要
大半の事業主が該当する売上高5000万円以下なら簡易課税が適用できて受取消費税の計算は不要だし、それより規模の大きい会社もインボイス手続き程度で事業が傾くことはないとは思うけどね。
https://twitter.com/shinichi_web/status/1714925785990275180
5. つまりインボイスって1000万以下の免税事業者と買い手(発注側)で消費税を押し付けあってるって事か
あっつまりインボイスって1000万以下の免税事業者と買い手(発注側)で消費税を押し付けあってるって事か?🤔桃鉄でボンビー押し付けみたいな感じか
https://x.com/engineer_droid/status/1706607168722796870?s=20
6. エンジニアの場合経費が40%とくらいで、利益が540万。そしてちゃっかり1000万に到達してないので消費税が免税されるので、540万がそのまま収入になる
しかし、フリーランスのエンジニアとかが年間で900万円の仕事をしたとすると、エンジニアの場合経費が40%とくらいで、利益が540万。そしてちゃっかり1000万に到達してないので消費税が免税されるので、540万がそのまま収入になる。
https://twitter.com/masato_dojima/status/1699288288329392546
7. 年収900万のITエンジニアは高額所得者の部類ですよ。免税対象にして消費税を丸取りさせる必要ありますか?
つまり、売り上げで一律に免税する制度自体が不公平ということですよ。売り上げ2000万でも所得自体は低いことが十分考えられる。 年収900万のITエンジニアは高額所得者の部類ですよ。免税対象にして消費税を丸取りさせる必要ありますか?
https://twitter.com/57tokin/status/1675839541540978690
8. エンジニアとか解りやすいけど原価の存在しない、仕入率ゼロの業態だとシンプルな丸儲けになるので、この辺はインボイス制度で潰しに来たよね。
ただ、エンジニアとか解りやすいけど原価の存在しない、仕入率ゼロの業態だとシンプルな丸儲けになるので、この辺はインボイス制度で潰しに来たよね。 元々免税事業者ってのは優遇制度ではなく、消費税導入に際しての一時的な猶予措置だったって話も聞いたけど正確なところは知らん。
https://twitter.com/ellnore_pad_267/status/1241916373535580160