こんにちは、現役沖縄フリーランスエンジニアのmahです。
今回は、
- 【防音室移設】沖縄のマンション5Fから奈良の戸建平屋にアビテックスごと引っ越しました【移設費用〇〇万円】
について書いていきます。
2022年9月、
沖縄の那覇から地元の関西に引っ越ししました。
僕が大阪から沖縄に移住したのは2021年2月なので、
1年半ほど住んだことになります。
出身は大阪ですが、
今回の引っ越し先は奈良市。
今まで通りの引っ越しであれば何の心配もなくサッと行くのですが、
今回は違います...
そう、
僕は2022年1月にヤマハの防音室「アビテックス」を購入していたので、
この子も一緒に引っ越しをする必要があるのです。
この引っ越しを決める少し前に、
「もうアビテックス処分するか」
「防音室買取してもらったら金額どのくらいかな」
と考えるタイミングがあったのですが、
ひとまずは持っていくことにしました。
今回の防音室移設にあたり、
沖縄島村楽器の防音室担当者様
奈良の不動産仲介業者の担当者様
奈良の管理会社様
奈良の防音室施工業者様
と頻繁にやり取りしましたが、
本当に大変でずっと気の休まらない日々だったので、
二度と同じことで困らないため記事にしました...
防音室の移設を検討されている方、
これから防音室を購入しようと思っている方の参考になれば幸いです!
【防音室移設】沖縄のマンション5Fから奈良の戸建平屋にアビテックスを引っ越した話【移設費用〇〇万円!】
- 【防音室移設】沖縄のマンション5Fから奈良の戸建平屋にアビテックスを引っ越した話【移設費用〇〇万円!】
- 関西に戻ると決める。8/12(金)
- どんな家を探したのか?8/12(金)〜8/16(火)
- 平屋物件を片っ端から検索!しかし、、、8/12(金)〜8/16(火)
- 奈良で第一希望の平屋を見にいくも、内覧ができない。8/17(水)
- 奈良の平屋をもう一つ内覧。第二希望に。8/17(水)
- 大阪池田の平屋、屋根の高さが足りず断念。8/18(木)
- 京都東福寺の平屋、屋根の高さが足りず断念。8/19(金)
- 奈良の先輩とお話しし、第一希望をキャンセル。第二希望の平屋に決める。8/19(金)
- 第二希望の物件の申し込み。8/20(土)
- 第二希望の物件は、築年数的に旧耐震基準の建物なので重さがアウトかも...?8/20(土)
- 重さ問題について不動産仲介業者様に投げる。8/21(日)
- 重さ問題を突破!8/22(月)
- 物件の入居審査も突破!8/28(日)
- 防音室設置業者さんの設置確認も突破!8/29(月)
- 島村楽器担当者様から穴開けが必要かも?との連絡 8/29(月)
- 物件の本契約で再度奈良へ!9/2(金)
- 沖縄のマンションからアビテックスを解体して搬出 9/26(月)
- いざ沖縄から奈良へお引っ越し!9/29(木)
- アビテックス移設完了!10/16(日)
- アビテックスを移設する際の注意点
- 防音室移設にかかった費用は?
関西に戻ると決める。8/12(金)
お盆(8/12金〜8/15月)に大阪に帰省したのですが、
僕のスリランカカレーのルーツであるセイロンカリーでアンブラを食べていたところ、
「んー、帰ってこようかな」
とスイッチON。
沖縄生活は楽しかったのですが、
2022年に入ってすぐ割と満足した感覚になり、
それ以降は修行のような感じだったので、
何か1つのきっかけで引っ越ししようと思っていました。
今年の夏はターニングポイントが多くあり、
このタイミングで戻るのは自然だったので、
店を出てから速攻で家探しを始めました。
どんな家を探したのか?8/12(金)〜8/16(火)
僕が希望する家の条件は下記6つ。
関西(大阪、兵庫、京都、奈良)
平屋
2DK以上
50平米以上
室内洗濯機置き場
バス・トイレ別
の6つ。
しかし、
「平屋」というのがクセもので、
平屋の物件が全然ないのです笑
さらに、
冒頭に記載した通りアビテックスという防音室を移設するので、
これが設置できる家でないといけません。
もう既に相当ハードルは高いのですが、
さらに厄介な点として、
物件の間取りはわかっても床から天井までの「高さ」についての図面や資料は無い点。
不動産仲介業者様によると、
「建築時に高さを厳密に求められるケースは特殊」
「高さが記載された図面が残っていることは少ない」
とのことでした。
また、
床から天井までの高さだけでなく、
アビテックス内にエアコンを付けるために、
床から壁にあるエアコンの配管穴の中心まで「170cm〜180cm」という高さの指定もあります。
そのため、
実際に物件を見て自分で計測しないと、
アビテックスを設置できるかどうかわからないのです...
まだ内地に住んでいれば切羽詰まらずに済みますが、
僕は沖縄在住。
そのため、
ただでさえ少ない平屋物件を見つけ出す
内地に帰っている限られた時間で内覧する
アビテックスを設置できるのかどうか計測する
防音室担当者様や不動産仲介業者様にも見てもらい、最終の設置許可をもらう
引っ越し費用とは別で、アビテックス移設にかかる大金を支払う
これらの条件を全てクリアしなければならない、
一大プロジェクトになってしまいました笑
平屋物件を片っ端から検索!しかし、、、8/12(金)〜8/16(火)
問題は山積みですが、
1つずつ片付けていきます。
まずはSuumoで平屋の物件探し。
しかし、
平屋の物件は本当に少ない...
大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山で探しましたが、
希望条件では結局4件しか残りませんでした。
その4件について、
すぐに内覧に行きたかったのですが、
今はお盆真っ只中。
不動産会社や管理会社がどこもかしこもお盆休みで、
内覧どころか問い合わせすらできない始末...
ほぼ全ての業者が8/10(水)から8/16(火)まで休みで、
長いところでは8/18(木)まで休みでした。
「いつまで休むんだ...」
ただ、
Suumoのフォームから内覧希望のメッセージだけは送れたので、
「お盆休み明けの17(水)もしくは18(木)の朝イチで内覧したい。沖縄から行くのでよろしくお願いします」
という旨を送信しておきました。
奈良で第一希望の平屋を見にいくも、内覧ができない。8/17(水)
お盆休みが終わったのでまずは1つ目の物件、
奈良の斑鳩町にある平屋を内覧します。
最寄駅はJR王寺駅で、
築41年、3LDKの物件です。
https://suumo.jp/chintai/jnc_000064377146/?bc=100228912871suumo.jp
大阪へは8/12(金)〜8/15(月)までの帰省だったので、
15(月)の夜に沖縄へ戻ってきました。
しかし、
この物件の内覧をするために、
8/17(水)の朝イチ7時発、9時関空着の飛行機でもう一度大阪へ笑
「なんだかんだで7月、8月で合計12回くらい飛行機に乗りました...」
関空に着くと問い合わせフォームへの返信が返ってきていたので、
「今関空に着いたので、11時頃に内覧したい」
と伝え、OKをもらいました。
案内してもらう不動産仲介業者は山晃住宅王寺本店。
- 山晃住宅 王寺本店
向かう途中に、
「8/30(火)の18時退去のため、本日は内覧ができない」
とのメールが来て、
なんと内覧ができないというオチが判明...
「なんだそれ...お盆休みで返事ないのタイミング悪すぎ」
と流石に呆れました。
しかし、
わざわざ沖縄から来たので外観だけでも見に行きます。
車で10分ほどで到着。
付近は閑静な住宅街で、
お店はあまり無い感じでしたが、
静かな場所で過ごしたい僕としてはアリな場所でした。
が、
物件の目の前まで来てもやはり中は見れません...
流石に納得いかなかったので、
「インターホン鳴らしたり、電話してもらえませんか?」
と聞くも、どちらも不在。
内覧できないならこの物件はスルーしようか悩みましたが、
部屋の写真や物件の条件的にはやっぱり第一希望。
ただ放置しておくと、
退去日の8/30(火)まではまだ2週間ほどあって埋まる可能性もあるので、
申し込み金として家賃1ヶ月分(75000円)を払って他の申し込みを止めてもらいました。
この申し込み金は、
入居審査が終わる前にキャンセルする場合は返金されます。
しかし、
入居審査が通過後にキャンセルする場合は返金されません。
(そのまま入居する場合は初期費用に充当されます)
また、
通常は2週間も申し込みを止めてもらえるケースは少ないですが、
今回は内覧ができていないこと、
沖縄という遠方からの転居であること、
防音室を設置できるかどうか内覧しないとわからないことをゴリ押し。
すると、
不動産仲介業者様から大家さんに伝えていただき、
大家さんの判断により内覧まで他の申し込みを止めてもらえることに。(ありがたい!)
「交渉力はマジで大事、と痛感しました笑」
内覧は9/1(木)予定にしましたが、
「ま〜た来ないといけないのか...」
と思うと気が萎えました笑
(もうしばらく飛行機に乗りたくない...)
下見を終えて諸々の手続きや説明など聞き終わるともう14時頃。
2件目の内覧は15時半から。
お腹も空いていたのでJR王寺駅前で軽く串カツを食べて向かいました。
奈良の平屋をもう一つ内覧。第二希望に。8/17(水)
続いて2つ目も奈良の平屋。
築50年ほどで間取りは3LDK。
家の外観は、
簡単に特定できる特徴的な色なので写真載せません笑
僕は好きな色なので構わないですが、
「何でこの色にしたんや...」
「物件そのものは気に入っても色でアウトな人多そう」
と、最初は首をかしげました笑
案内してくださる不動産仲介業者様は山晃住宅学園前店。
- 山晃住宅 学園前店
着いたら早速、
防音室設置に必要な高さを測ります。
アビテックスを設置するのは1番南側にある6畳の洋室。
床から天井までの高さを測ってみると、
240cmほどあったのでクリア!
部屋にあるエアコン配管穴の中心までの高さは184cm。
高さがOKか微妙だったので防音室担当者様に確認すると、
「那覇の部屋の配管穴の中心位置は180cmなので、今より傾斜が緩くなって排水しづらくなるがなんとか付けられる位置」
とのことだったのでとりあえずは合格。
もし高さが微妙な場合は「新規で穴を開ける必要が出てくる」とのことだったので、
新規の穴あけに関しても管理会社やオーナーさんへ確認し、
「退去時に原状回復するのであればOK」
との裏取りもしておきました。
また、
「現在はアビテックスの下にカーペットを1枚敷いていますが、これを2重・3重に敷けば多少傾斜を調整できるし、穴を開ける必要もないのでは?」
と確認すると、
「沖縄は地震が少ないのでそれでも構わないと思われるが、
内地は地震もあってアビテックスが滑る可能性があるのであまりオススメできない。
最終は自己責任になります。」
とのことでした。
一旦、
現時点で確認出来る範囲ではアビテックス設置可能な判定になったので、
第二希望の物件候補にしました。
ただし、
一件目の物件に申し込みを入れているので、
この物件には申し込みを入れていません。
理由は、
複数申し込みは管理会社やオーナーからよく思われないらしく、
受け付けられない可能性が高いと言われたためです。
お金に余裕のある人が、
複数申し込みして他の申し込みを止めておいて結局キャンセルするのを防ぐためとのこと。
申し込みを入れていないので、
他の方が申し込みしたらこの物件は流れてしまうのですが、
この時はそれでもいいかなという感じでした。
ちなみに、
この物件は近鉄奈良線沿線で、
大阪時代によく来ていたエリア。
斑鳩町の物件より築年は若干古かったり、
外壁の色も特徴的ではありますが、
「こっちの方が近くに知り合いも多いし、好きなお店もあるし楽しそうだなー」
という印象でした。
大阪池田の平屋、屋根の高さが足りず断念。8/18(木)
3つ目は、
大阪の阪急池田駅から6kmのところにある平屋。
阪急池田から車で20分くらいですが、
割と山の方で猪も出ることがあるエリア。
いかにも、
人里離れて表現を磨くアーティストな生活ができそうです。
早速中に入って部屋をチェックします。
洋室。
和室。
オーナーさんの使っていた家具がまだ置いてある状態でしたが、
必要であれば使っても良いし、
不要なら撤去するとのことでした。
床から屋根の高さ高さを測ったところ、
どの部屋も228cmしかなく、
高さの要件を満たしていません。
床からエアコンの配管穴までの高さも193cmあり、
傾斜をつけられないためアウト。
リビングだけは微妙に天井が高くて235cmくらいあったので、
置けないことはなかったですが、
他の部屋への導線をモロに塞ぐため却下になりました(笑)
この物件の変わった所は、
キッチンの横に洗濯機置き場があること。
ガスコンロと洗濯機が隣り合うのは初めて見たので、
「センス!」
と思わずツッコミました笑
(なぜここにしたのか笑)
どう考えても洗濯機に油汚れがつきますし、
これがネックで候補から外す人もいそうだなと思いました。
京都東福寺の平屋、屋根の高さが足りず断念。8/19(金)
4つ目は、
京都の東福寺から徒歩20分のところにある平屋。
なんと築73年!
赤い壁が特徴的です。
築73年ですが、
部屋の中はリノベーション済でとっても綺麗でした。
しかし、
この物件も床からの高さとエアコン穴の高さの要件を満たさず候補外...
帰り間際にオーナーさんが現れて、
少しだけ世間話をして帰りました。
ちなみに、
案内をしてくれたのが20代前半の女の子だったのですが、
細い道の運転に慣れてなくてずっとヒヤヒヤ笑
「このままだと絶対車ぶつけるな...」
と思ったので、
僕が降りて車が当たらないように誘導しつつ進みました笑
この時点で内覧したい4つの物件を見終えたので、
夜は奈良の先輩のお店にインド料理を食べに行きます。
奈良の先輩とお話しし、第一希望をキャンセル。第二希望の平屋に決める。8/19(金)
内覧を終えて行ったのは、
奈良の先輩タムさんと奥さんのユミさんが営む、
toi印食店というインド料理のお店。
いつもは事前にメッセージしますが、
今回はアポなしで突撃。
記帳式なので少し早めに行って名前を書きに来ましたが、
なぜか記帳用の紙がない。
「今日営業してない?」
と思ってinstagramを見ても夜営業はある。
窓から10秒くらい覗き込んでいると、
タムさんが気づいて営業時間前ですが中に入れてくれました笑
(記帳式は昼だけで、夜は記帳なしとのことでした)
マトンキーマと夕顔、サンバルの2種をオーダー。
「全種の小盛りにしようか?」
と言われたのでお言葉に甘えることに。
しかし、
現れたのは全種の盛り盛り(笑)
マトンキーマと夕顔。
夕顔はウリ科の植物で、
原産国は北アフリカやインド。
日本では栃木県が主な産地みたいです。
サンバル(豆と野菜)。
タムさんの好意で出してくれたスパイスジンジャーエール。
大好きラムチャイ。
絶品料理を頂きながら、
第一希望の王寺の物件について、
ユミさんが高校時代に周辺エリアへ通学していたみたいなので色々聞きました。
ざっくりまとめると、
王寺に何にも思い出がない
近くの国道25号線がとにかく混む
周辺の道沿いに店が少ない
人と関わらず過ごしたいならいいかも
まあ何にも無いし、あんなとこ住んだら気狂うでw
第二希望の家の方が、お店も色々あるし知り合いも多いから楽しいと思う
という感じに。
国道25号線の渋滞は大阪にいた時から知っていましたし、
内覧した平日の昼前後でもまあまあ混んでいたので、
「日常生活で使うとなるとだいぶストレスだな」
と簡単に予測できました。
「人と関わらずに過ごしたいならいいかも」についても、
沖縄で割とそういう風に過ごしたのでそれも一旦はお腹いっぱいという感じ。
結論、
「地元に住んでいる人の言うことは素直に聞こう」
「第一希望の斑鳩町をキャンセルして第二希望の家にしようかな」
と再検討することに。
ホテルに戻ってからじっくり考え、
第二希望の家に変えることを決定。
夜のうちに第一希望の物件キャンセルのLINEを入れておきました。
まだ入居審査は完了していなかったので、
申し込み金の75000円は返却されます。(セーフ!)
第二希望の物件の申し込み。8/20(土)
朝イチで第二希望の物件に申し込みする旨を連絡します。
本日申し込みするので再度内覧したいと伝えるも、
17時頃からしか対応できないとのこと。
沖縄への飛行機が間に合わなさそうなので、
書類は郵送やLINE上で行えないか、
申し込み金については振り込みをするので受け付けできないか相談。
すると、
オーナーさんと管理会社にOKをもらえ、
「申し込み書をPDFで送って頂ければ受け付けします」
とのことで交渉成立。
申し込み書を速攻でPDFにしてLINE送信し、
申し込み手続きは完了。
9/2(金)に再度内覧、本契約をしに行きます。
第二希望の物件は、築年数的に旧耐震基準の建物なので重さがアウトかも...?8/20(土)
第二希望の物件は高さもエアコンの位置もOKだったのですが、
夜沖縄に帰るフライト直前に島村楽器防音室担当者様から連絡。
「第二希望の物件は築年数的に旧耐震基準の建物なので、
アビテックスの重量で設置許可が降りるかどうか懸念が出てきました...」
とのお電話。
事前に下見した物件のSuumoの情報や、
僕が現地で計測した情報は全て送っていたので、
「ここに来て今さらそれは無いわ...」
とゲンナリしました。
しかし、
自分でもある程度の裏取りをしておくため、
フライト直前に建築基準法の重さ関連のページをブラウザで開いてフライト中に調べまくりました。
(グダグダ書いているので長いと思った方はスキップして下さい笑)
まず設置するアビテックス(AMDB12C)本体の重さは352kg。
そこに、
ドアやエアコンなどの付属物、
防音室内に棚や本を入れることも考慮すると約400kgくらいの重さになります。
さらに、
僕の体重は55kgくらいなのでそれも入れると合計450kg前後といったところでしょうか。
建築基準法について調べてみたところ、
昭和56年の建築基準法改正前後で、
木造一平米あたりの積載荷重自体は「180kg」で変更は無かったです。(建築基準法施工令第85条)
さらに「180kg」という数値は、
建物用途が「住宅」であれば木造や鉄骨造、鉄筋コンクリートでも変わりがない。
第二希望の物件は木造1階建の平屋で、
アビテックスを設置したい1番南側の部屋は6畳(約10平米前後)である(今沖縄で設置している沖縄のマンションと同じ間取り)ことから、
数値上は1800kg前後の重さまで許容範囲があるため、
トータル400kg前後のアビテックス1.2畳の中に僕1人(55kg)が入ったとしても問題ないのでは?と、
素人目での所感を持ちました。
例えば、
本棚や物を置いている部屋に4人生活している場合でも、
300kg後半や400kgを超えたりすると思いますが、
それが原因で床が抜けたなどは聞いたことがないです。
上記のような内容を、
那覇空港に着いてすぐメールしました。
すると、
「私の方でも、先程本社の防音専門部門に確認を取らせていただきましたが、
賃貸物件の場合、管理会社がアビテックス設置に関して許可を出していれば、設置に問題はない、とのことです。
重量に関しては、私も今いろいろと確認をしていますが、恐らく設置上は問題ないかと思います。」
との回答で、
明日管理会社に確認しないとこれ以上は進まない状態に。
ただ、
言われるがまま何も調べなければずっとブルーだったでしょうが、
「これならいけるだろ」
と思う所までフライト中に調べられたので割と冷静でした。
重さ問題について不動産仲介業者様に投げる。8/21(日)
朝イチで重さ問題について不動産仲介業者様にメッセージすると、
「確認させていただこうと思ったのですが、本日管理会社が休みでした。
明日は私が休みをいただいておりますので、23(火)に確認してご連絡させていただけたらと思います。」
との回答。
重さの確認だけなら誰でもできる内容と思ったので、
「明日この確認のお電話だけでも実施して頂くのは難しそうでしょうか?
もしくは別の担当者様に依頼いただく形は難しいでしょうか。」
と交渉し、
別の担当者様から22(月)に確認いただけることに。
また、
不動産仲介業者様や防音室担当者様など複数箇所とやり取りしていて、
担当者の休みで話の進みが悪いと思ったので、
事前に直近のお休みを共有していただくようお伝えしました。
重さ問題を突破!8/22(月)
不動産仲介業者様から、設置OKのご連絡!
「管理会社から設置許可が出ました。
ただし、防音室の設置による明らかな床の沈みなどが退去時に起こっていた場合は、退去時の修繕実費費用となります。
設置の際は、専門の業者様にて気をつけて設置いただければと思います。」
難関を1つ突破!
残す問題は、
入居審査と防音室設置業者さんの現地確認がOKかどうかの2つ。
当初、
防音室設置業者さんの現地確認日は僕が内覧に行く9/2(金)でしたが、
そもそも設置不可なら僕が9/2(金)に行く意味がなくなるため、
僕不在で良いのでそれより早く現地確認をして頂けないか交渉。
2、3日やり取りをし、
8/29(月)の朝10時に不動産仲介業者様と防音室設置業者様とで現地確認してもらえることになりました。
物件の入居審査も突破!8/28(日)
防音室の設置について確認事項があったため、
不動産管理会社にTEL。
その流れで、
「一週間経ちますが、入居審査はまだかかりそうですかね?」
と聞くと、
「もう入居審査は通ってます」
とのこと。
「んー、通ったらすぐ連絡するって言ってなかったか...?」
とまたモヤっとしました...
ひとまず審査は終わったので、
残りは防音室設置業者さんの確認だけです。
防音室設置業者さんの設置確認も突破!8/29(月)
最後の難関である設置確認の日。
これがコケると奈良への引っ越し計画は全て水の泡です笑
設置確認は朝10時。
仕事をしながら待っていると不動産管理会社から着信。
「先ほど設置業者さんと立ち会いし、設置OKとの回答を頂けました」
とのこと!
本当にホッとしました!
「設置場所をどうするか決めておいてください」
と言われたので、
「一番南側の部屋に置きたい」
と伝えました。
(これも内覧した時に何度も言っていたのですけどね...)
既存のエアコンの穴を使えるのかどうか確認すると、
「業者さんから連絡してもらうようにします」
とのこと。
既存の穴が使えないと壁に新規で穴開けしないといけないので重要なポイントです。
(自分の持ち家ならまだしも、賃貸なのでやはり抵抗あるため)
島村楽器担当者様から穴開けが必要かも?との連絡 8/29(月)
確認したいことがあっため島村楽器担当者様へTEL。
話の中でエアコン穴について確認すると、
「業者と話したところ、既存のエアコン穴だとやはり排水がしづらくて逆流しそうとのことだった」
「そのため、新規の穴が必要になる可能性が高いです」
「ただ、穴開けの原状回復で万が一壁ごと変えてくれとかなると高額負担になるので、出来れば避けたい」
「部屋の中にポリタンクを置いてそこに排水すれば対処できる。ポリタンクに水が溜まったら水を捨てる手間はあるがこの方がリスクは少ない」
とのこと。
「一緒に見てたんだから、なんでさっき不動産会社の人間は言わないのか?」
とほとほと呆れました。
既存の穴を使えないのは残念でしたが、
自分も穴は開けたくないので、
水を捨てる手間は増えますがポリタンク案で進めることにしました。
設置する部屋と設置イメージについても伝えると、
図面に起こして確認してくれました。
完璧!
また、
現時点での移設費用見積もり書をもらいました。
既に30万。
ここに、
大阪の南港から奈良の自宅までの配送費用とエアコン取り付け費用がかかるとのこと。
「なんだかんだで40万くらいいきそうな予感...」
(今回の引っ越し費用の項目で一番高い)
本当にエグいです。
物件の本契約で再度奈良へ!9/2(金)
物件の本契約をするために奈良に行きます。
ついでに部屋の中の色んな寸法を測っておきました。
結局一番南側のエアコン穴は使わないので塞いでくれるか聞くと、
契約後に塞いでくれるとのこと。
(夏はエアコン効き悪くなるし冬は寒いですからね)
一応島村楽器の方にも塞いで良いか確認すると、
使うので塞がないで欲しいとのことでした。
「今回、エアコン穴の高さが高いため、排水のドレインホースはアビテックス外側に出し、施工を行いますが、室外機に繋がっている冷媒管を通すために今空いているエアコン穴を使用いたします。
インターネットで見つけた画像ですが、写真のようなイメージになります。
その為、現在のエアコン穴はそのままでお願いいたします。」
というわけで穴は塞がずそのままにしておきます。
正式に物件の契約もできて一安心。
残すは沖縄からの搬出と奈良への搬入です。
アビテックスの解体は9/26(月)の午前中で調整しました。
沖縄のマンションからアビテックスを解体して搬出 9/26(月)
アビテックス搬出の日。
朝から島村楽器の担当者様とアビテックス解体業者さんが来ます。
僕は横で仕事です。
設置した時と同様に5時間ほどかかって終了。
...のはずでしたが、
諸事情ありまして引っ越しを中止しました笑
いざ沖縄から奈良へお引っ越し!9/29(木)
いざ沖縄から奈良へお引っ越し!
...のはずでしたが、
諸事情ありまして引っ越しを中止しました笑
アビテックス移設完了!10/16(日)
10月に入りようやくアビテックス移設完了!
また自宅での楽器練習再開です。
ここまで長かった!
...のはずでしたが、
諸事情ありまして引っ越しを中止しました笑
アビテックスを移設する際の注意点
アビテックスを移設する際の注意点を挙げておきます。
1. 分割払いの場合は、残債を一括払いしないとアビテックスを売却できない
この夏は引っ越し以外にも思うことが多々あり、
「アビテックスは足枷以外の何者でもない」
と、真剣に売却を考えていました。
アビテックスの支払いは、
分割手数料が無料だったので2年払いにしていましたが、
残債があると一括で支払わないと売却できないとのこと。
(売却の手続き自体は残債後にして、モノだけ預かってもらうようなことも不可)
引っ越しで大金もかかるから一旦やめておこうと判断し、
売却せず持っていくことにしました。
しかも、
売却する際は福岡に船で送る必要があり、
その船代もかかるので売却代金はその分減ります。
一応査定額はどれくらいですかと聞くと、
「大体10万円弱になると思います」と言われました。
2. 沖縄から内地に移設する場合は、30万円以上移設費用がかかる
アビテックス移設の費用が30万前後、
もしくはそれ以上かかります。
ここまで高額になるのは船での輸送費が高いためです。
元々内地に住んでいた人が沖縄で防音室を買う際は、
相当覚悟を決める必要があります!
「沖縄にずっと住む!」
と思っていてもいつ気が変わるか人間わかりませんし、
仕事や人間関係などの環境が変わることもあります。
「絶対」なんてことはこの世に存在しません。
沖縄に防音室を設置する際は、
移設の費用やそれにかかる諸々の時間を織り込んで行う必要があります。
(元々僕は「ちょっとそこまで感覚」で沖縄に来たので、費用は仕方ないかなという感じでした)
3. 各担当者の対応力は運ゲー
色々な業者さんとやり取りをしますが、
各担当者の対応力に関しては完全に運ゲーです。
1から100まで言ってもわからない担当者も居れば、
1言えば100返してくれる担当者もいる。
正直、
不動産会社の担当者に関しては度々物足りなさ過ぎたのでかなり疲れました。
4. 各担当者の休暇予定など聞いておく
複数の担当者とやり取りすることになるので、
担当者毎に直近のお休みなど聞いておきましょう。
やり取りが滞る原因になりますし、
引っ越しはスピード感が必要な時もあるので他に支障をきたしかねません。
(今回かなり休みが被ってストレスでした...)
5. 最悪、引っ越しを中止してもいいというプランで進めておく
アビテックスを置けるかどうかは、
自分が引っ越し先の内覧に行くだけでは判断できません。
物件の管理会社の許可や、
設置業者の技術的に可能かどうかの判断が必要になります。
気に入った物件があってもアビテックスが入らなければ、
引っ越しを中止しなければいけないのです。
(僕も今回5件中4件の平屋物件を諦めました)
僕はまだアビテックスを使いたかったので設置できる物件で妥協しましたが、
物件を優先する方はキッパリと売却してしまうのが良いですね。
防音室移設にかかった費用は?
結局引っ越しは中止したのですが、
防音室移設にかかる費用はいくらだったのでしょうか?
最終的なアビテックス移設の見積書はこちら。
371550円!
物件もう1つくらい余裕で契約出来てしまうレベルです笑
引っ越し費用の総額は100万くらいかなと予想してましたが、
8月末に車が故障して急遽買い替えたので、
トータル150万くらいになりました笑
(中止にしたので引っ越し業社と新居の契約金の一部は返金されますがそれでも30万くらいは水の泡に)
振り返ると2019年から毎年引っ越ししてるんですよね。
2019:大阪 => 東京
2020:東京 => 大阪
2021:大阪 => 沖縄
2022:沖縄 => 奈良中止
しかもどれも長距離なのでバカみたいに費用と手間がかかってしまう。
しばらく引っ越しはNo thankyouです。
次の引っ越しは平屋を買った時にしようと思います👍