スリ飯屋MaLankaのフリーエンジニアな日々

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【バブル終了】エンジニア寿命はあと何年?AI時代を勝ち抜くために必要な視点と戦略

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この記事の結論3行まとめ

  • AIの急速な進化で定型業務が奪われる不安や焦りが広がっている。
  • 一方で、高収入につながる新たな雇用機会も数多く生まれているため、攻め方によっては将来に希望も持てる。
  • 結局は、創造性と学習意欲を武器にエンジニアが勝ち残ることが求められる。

【バブル終了】エンジニア寿命はあと何年?AI時代を勝ち抜くために必要な視点と戦略

現代のエンジニアを取り巻く環境は、驚異的なスピードで進化するAIツールによって大きく揺れ動いています。

特に「o1 Pro」や「Deep Research」「Cursor」などの高度なLLM(大規模言語モデル)の登場、そして日々新たに発表される生成AIツールの数々が、かつて人間だけが担っていた作業の多くを自動化・効率化しているのです。

こうした変化の中で、

「エンジニアの寿命って、そう長くないのかもね...せっかく頑張ってきたのに」

「エンジニア35歳定年説がこんな形で襲ってくるなんて...」

という不安を抱く声も増えてきました。

しかし一方で、AIを活用できる人材やクラウド分野で高い専門性を持つエンジニアは、逆に高収入・高需要の波に乗れる期待もあります。

本記事では、エンジニアの寿命は本当に尽きるのか?あと何年?というテーマを軸に、AIによる自動化が進む中でエンジニアがどう生き残り、キャリアを発展させるべきかを考察します。

フリーランスやクラウド関連資格の動向、収入の変化など、最新の市場状況も併せて見ていきましょう。

「AIがありえないスピードで急成長してるけど、エンジニアの仕事って本当に無くなるのかな?何億回も擦られてるネタだけど、やっぱり不安だよね...」

「確かにAIは進化が早いですが、人間の役割が完全にゼロになるわけではありません。むしろ新しいチャンスも生まれていますよ。」

エンジニア寿命はあと何年?AI時代を勝ち抜くために必要な視点と戦略

なぜ今、エンジニアの寿命が話題になるのか?

1. AIツールの高性能化

従来の補完型AIや静的解析ツールをはるかに上回るレベルのコード生成・問題解決が可能になり、「コードは書くより生成する時代」が現実味を帯びています。

  • 2024年末に公開された最先端モデル「o1 Pro」は、複雑な計算や設計思考を要するタスクをこなせるほど高度化。
  • 「Cursor」や「Github Copilot」、「Windsurf」のように、エディタ上でAIとやりとりしながらコードを補完・修正できるツールも登場し、「AIをどう使うか」がエンジニアの評価軸となりつつあります。

openai.com

www.cursor.com

github.com

codeium.com

2. 企業のコスト削減欲求

企業は開発スピードを上げる一方、コストダウンも狙うため、AI活用で少人数開発が可能になれば、初級エンジニアの仕事は削減されやすくなります。

特に定型作業やテストなどの"繰り返し系"タスクは自動化の波に飲まれがちです。

しかし、「OpenAIやAnthropicのような海外のAI企業に、自社のデータを送ることはどうなの?」というセキュリティ上の問題等が数多くあるため、「コスト削減を急ぎたいが、そこまで導入できていない」のが現状です。

3. 新たなスキルの要求

フロント・バックエンドに限らず、クラウドやAIを横断的に理解する能力が求められるようになりました。

プロジェクトマネジメントやコミュニケーション力も含めて、"エンジニアとしての総合力"が試される時代です。

「私、まだ初心者レベルだし、AIに置き換えられそうで怖いんですが…」

「むしろ早いうちにAIと協業するスキルを身につけると強いですよ。何もしないと厳しいけど、学ぶ意欲があればチャンスにもなります。例えば、AWSがやっているAWS Certified AI Practitionerなどが良いですね。」

aws.amazon.com

AIで進む自動化の実情

多くのレポートが「5年以内にエンジニアの業務の大部分が自動化される」と予測していますが、実際には段階的に進むとの見方が有力です。

業務領域 現在の自動化率 5年後の予測
定型的なコード実装 約30% 約60%
テスト・デバッグ 約20% 約50%
設計・アーキテクチャ構築 約10% 約25%
顧客との要件定義 約5% 約10%
  • 繰り返し作業ほどAIが代替しやすい一方、コミュニケーションと高度な判断力を要する業務は自動化が遅い。
  • 世界経済フォーラム(WEF)の「仕事の未来レポート2023」でも、今後5年で新規雇用が増える一方、定型業務が急減すると指摘されています。
  • ただし、AI関連の求人は拡大しており、AI運用スキルを持つエンジニアはむしろ需要が高まるとの見方も。

エンジニアの寿命は本当に尽きるのか

結論から言うと、「AIが台頭してもエンジニアの仕事が完全に消えるのは考えづらい」です。

自動化と同時に"AIを活かす"新しい役割が生まれているためです。

ただし、以下のポイントを踏まえずにいると、"淘汰"の可能性が高いのも事実。

  1. ルーチン業務からの脱却
    繰り返しのコーディングやテストだけしかやらないと、AIに取って代わられるリスク大。
  2. スキルアップとスキルチェンジ
    AI・クラウド領域への柔軟な学習姿勢が不可欠。
  3. コミュニケーション力
    クライアント折衝やチーム内調整、複雑な意思決定など"人間だけが担える価値"が鍵になる。

「AI活用+人間にしかできない部分を磨く。そこがエンジニア寿命を延ばすポイントです。」

mah(まー)の個人的な所感:単にAI任せでは生き残れない

mah(まー)の個人的な所感としては、

「単にAI任せでは生き残れないと思っています。」

1. コードを書く「だけ」じゃなく、今まで以上のレビュー&テストが必要

「単にコードを書くだけの人は、言うまでもなく淘汰されます。CursorでClaudeを使ったり、ChatGPTアプリとCursorを連携してo1 Proに書いて貰えばいいですからね。」

「ただ、それだけでは通用しません。なぜかというと、AIが書いたコードはパッと見正しそうでも穴だらけ。コード量もかなり多くなりますし、非常にタチが悪い。バグや不整合、考慮漏れはないか?みたいに聞いて、ありません、と回答が返ってきても平気でバグっていることは日常茶飯事。」

「だから、"問題ありません"と言われても鵜呑みにしないで、しつこく突っ込んで確認したり自分でテストを書かないとリリース後に痛い目を見ます。これが続くとチームからの信用を失うでしょう。自分の理解が追いつかない状態で大量のコードを秒で生成できてしまうので、今までにないくらい、レビュー力やテスト力が必要だと思います。AI全任せは危険です。」

2. ビジネスとの連携でプレゼンスを高めるのが重要

「ビジネス層とやりとりしながらサービスやチームを改善できるエンジニアは、AI時代でも例外的に重宝されると思います。AIが苦手なコミュニケーション部分で"この人と働きたい!"って思わせる存在感、圧倒的なプレゼンスを出せるかが重要。」

「例えば、プロジェクト参画初期の段階って、新しい目線でそのサービスやコードを見れるので、積極的に改善提案できるチャンスなんですよね。単にコードだけ書くエンジニアには、面倒臭いこと言うなよ、と煙たがられるかもですけど(笑)。でも、そのくらい突き抜けようとしないと、今後生き残れないと思うんですよね。会社員ならまだしも、フリーランスなら余計に改善ポイントをいかに早く見つけて提案し、実行。そうして重役に一目置かれる存在になるが大事だと思います。」

3. AIを操縦する力と「生き方」の選択

「エンジニアって結局、開発力だけじゃなくてコミュニケーションやビジネス視点とか、いろんなスキルが混ざって成立してる。そういう総合力を持ってAIを操縦できる人が活き残るんじゃないかな。」

「それか逆に、もういいやって、エンジニア辞めるとかデジタル世界を離れるのもアリだと思うんです。多分これずっと続くので。飽くなき技術競争に疲れたら、"足るを知る"生き方も悪くないのかもって。」

AI時代に生き残るエンジニア像

「ここでは、AI時代に求められるエンジニア像を4つの視点から整理しますね。」

  1. AIリテラシーを備えている
    生成AIや自動化ツールを使って効率的に実装しつつ、レビュー&テストも自力でしっかり対応できる。
  2. コミュニケーション・問題解決力
    ビジネス層や顧客と連携しながら課題を解決できる「人間ならではの創造性と折衝力」。
  3. 横断的な技術の知見
    フロント・バック、インフラをある程度横断しつつ、必要に応じてクラウドやAIにもキャッチアップ。
  4. 継続的な学習 & 自分の生き方を選ぶ力
    変化が速い時代に合わせて学び続けるか、それともあえて別の道を選ぶか。自分の価値観を明確に持つことが大切。

具体的な行動指針

  1. 学習計画をアップデート
    AI・クラウド・セキュリティなど、新たなスキル獲得を進める。

    • AWS認定資格や「AWS Certified AI Practitioner」など、AI時代の資格で差別化するのも◎。
  2. AIツールを積極的に活用
    CopilotやCursorなどでコード補完を使い倒し、浮いた時間を設計や上流工程に回す。

  3. 他者との協働を重視
    コミュニケーションを丁寧に取り、チームや顧客との連携で「人間同士でしか生まれない相乗効果」を狙う。
  4. プロジェクトマネジメント能力を磨く
    AI時代に合った効率的なワークフローを整え、PM/PMOとしても価値を出す。

「結局、技術だけじゃなくて"どう動かすか"や"どう連携するか"なんだよな。」

「そうそう。AIが労力を減らしてくれるからこそ、要件定義とか人間の調整力が光るんだと思います。」

職種ごとのAI時代の影響と生存戦略

Rubyバックエンドエンジニア

  • 需要は根強いが、AIによる定型コード生成の進展で、設計・レビュー・創造的部分へのシフトが重要。
  • Rails開発でもAIが雛形コードやテストコードを作ってくれるため、エンジニアは品質チェックや課題解決に注力する形へ。

フルスタックエンジニア

  • フロントからバック、インフラまで幅広く担当するため、AIコード生成との相性は抜群
  • しかしAIを誰でも使えるようになると"フルスタックっぽい人"が増える懸念も。基礎技術の深い理解と設計力が差別化のカギ。

クラウドエンジニア(AWS資格保持者)

  • インフラ構成や最適化など、自動化が難しい領域が多く、AWS資格保持者の市場価値は依然高い。
  • AI活用のためのクラウド基盤構築(SageMakerなど)を担える人材はDX案件で重宝される。

市場動向と収入の変化

近年のエンジニア収入の傾向

  • 日本国内のエンジニア平均年収は上昇基調が続いたが、2024年以降やや横ばいになる兆しも。
  • Pythonや機械学習などAI関連スキルは需要増で高い給与水準を保っている。
  • フルスタックやクラウドなどの複数領域を横断できる人材は大幅な年収アップが見込める。

AIの発展が給料に与える影響

  • 「AIですぐにエンジニア不要」は起きていないが、初級者向けコーディング需要の一部は減少傾向。
  • AI関連スキルを持つ人材の給与水準は逆にアップしており、付加価値の高いエンジニアほど得をする流れ。
  • 要するに「誰でも書けるコード」=AI、創造や複雑な判断を伴う部分=人間という役割分担が進んでいる。

フリーランスエンジニアのキャリア戦略

フリーランスエンジニアは全体的に高水準の収入が得られやすく、AIやクラウドに強い人材ほど単価が上がる傾向です。

  • AIリテラシー+DevOps+クラウドの組み合わせは、特に重宝されがち。
  • Rubyバックエンドやフルスタック、AWS資格保持者ならAIの力を借りて同時並行で複数案件を回しやすく、収入アップが期待できます。

「フリーランスだとAIの恩恵をフルに活かせる分、月収ベースで跳ね上がる可能性もある。とはいえ、これまで以上にコードレビューやテストできる力は必須ですね。」

まとめ

エンジニアの寿命といっても、AIが登場したからといってすべての仕事が一気に消えるわけではありません。

実際、定型的なコーディングが自動化されるほど、人間エンジニアはより高度な業務やクリエイティブな領域に注力できる可能性もあります。

一方で、現状に安住して学習やスキルアップを怠ると、AIによって置き換えられるリスクは確かに高まります。AIを単なる脅威と見るのではなく、「AIを最大限に活かし、人間にしかできない価値を創造する」姿勢こそ大事。

さらに、フリーランスであればAIツールを活用して短納期・高品質を実現し、高単価案件を複数抱えるチャンスが増えます。AWS認定資格などを取得してクラウド+AIを自在に扱える人材となれば、希少性による収入アップも期待できるでしょう。

「AIに仕事を奪われるかどうかは一概には言えません。大事なのは、この急速な進化に合わせて"自分自身も変わり続ける"こと。学びを止めない姿勢が鍵ですね。」

確かに、AI技術は今後さらに加速していくでしょう。

ネガティブな部分をチャンスに変えつつ、AIを使いこなす側へ回れるエンジニアこそが、この先も勝ち残る存在になり得ます。

学びを止めず、新たな価値を生み出していきましょう。

そして、もし競争に疲れたら、あえてデジタルの世界を離れて別の道を探すのも一つの選択です。

要は、自分がどんな生き方を選ぶのか──そこにフォーカスしながら前へ進んでいきたいですね。